TREMBLEMENTS...
1960年代、フランスの音楽研究機関「GRM」で役職に就いた後、フランス国立視聴覚研究所「INA」では最高責任者として1997年まで所長を務め、ミュージック・コンクレート~電子音楽の分野において多大な功績を残した作曲家・FRANCOIS BAYLEが、「GRM」のアーカイブ音源を再発するシリーズ「RECOLLECTION GRM」から発表した2019年作。日本語で「極めて穏やかな大地の震え」と題されたA面は、気候と風景を繰り返す1日の物語をテーマにした28分にも及ぶ大作。「空にコマ(玩具)」と題されたB面は、「絶えず均一でありながら絶えず変化する揺れ」を表現した作品。シンプルな編成ながら緻密で、まるで生きもののような深みを感じるエレクトロニクスの音像が堪能できます。(Jun Kitamura)
contemporary music
experimental